西新井にあるホリ歯科のスタッフブログです。
今回は「ナイトガードの作り方」についてです。
ナイトガードが気になる方や検討している方は、作り方を見てみましょう。
ナイトガードを作る目的
ナイトガードを作る目的は、4つあります。
- 食いしばりや歯ぎしりなどによる歯へのダメージ対策
- 筋肉への負担を減らす
- 顎関節症対策と顎への負担軽減
- 治療済みの歯を守る
人によっては、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしています。そのため、歯や顔周辺の筋肉に知らず知らずのうちに負担をかけています。しかし、寝ている間の出来事のため、止めることができません。
そこで、ナイトガードの登場です。ナイトガードは、オーダーメイドで作るため一人ひとりに必ずぴったり合います。また、ナイトガードという名前ですが、日中に使用することも可能です。
具体的なナイトガードの作り方は、次項で紹介します。
ナイトガードの作り方
ナイトガードは既製品を使用するのではなく、患者さん一人ひとりに合わせて作るオーダーメイド。そのため、受診してその日のうちにナイトガードを使用できるわけではありません。ナイトガードは以下の作り方で製作します。
- カウンセリングと診察(1回目の受診)
- 歯型取り
- ナイトガードの製作(歯科技工士が行う)
- 受診して出来上がったナイトガードの受け取り(2回目の受診)
出来上がるまで、最低2回の受診が必要です。1回目の受診でカウンセリングと診察だけではなく、歯型まで取ります。そして、1回目の受診から2週間後ぐらいを目安に2回目の受診。歯型に合わせて製作しますが2回目の受診で微調整を行うため、微調整完了後に受け取ることができます。
そして、ナイトガードは歯ぎしり対策に使用するため、保険適用です。値段の目安は3,000円~5,000円程度。詳しい値段は、受診時に確認しましょう。
ナイトガードのメリット・デメリット
ナイトガードにはメリット・デメリットがあります。メリットだけではなく、デメリットもチェックしておきましょう。
メリット
ナイトガードを使用することで得られるメリットは以下の通りです。
- ナイトガードの損傷具合で歯ぎしりや食いしばりの有無をチェックできる
- 歯の損傷を予防できる
- 歯にかかる余分な力を軽減できる
- 顎や筋肉へのダメージを軽減できる
- 肩こりや頭痛といった不調を予防できる
歯ぎしりや食いしばりは、想像以上の力がかかります。そのため、歯だけではなく体調へのダメージもゼロではありません。さまざまなダメージを予防するためにも、ナイトガードは役立ちます。
デメリット
一方、デメリットは以下の通りです。
- 2回/年程度メンテナンスが必要
- 違和感がある
ナイトガードを使用していくうちに、不具合が出ることもあります。そのため、メンテナンスを受けて、正しく使用できるように維持することが大切です。はじめのうちは違和感がありますが、徐々に慣れていくことがほとんど。ただし、痛みがあったり違和感が無くならなかったりするときは、クリニックで相談しましょう。
ナイトガードが気になるならまずは相談を
当院ではナイトガードの製作を行っています。そのため、歯ぎしりや食いしばりなどの癖があり、対策したいと考えている方はまずは予約してくださいね。予約はインターネットから24時間可能です。
まとめ
ナイトガードは一人ひとりに合わせて作ります。作り方は4ステップで、歯型取りから始まり微調整をして患者さんにお渡しします。歯ぎしりや食いしばりをそのままにしておくと、さまざまな影響あり健康に影響することも。ナイトガードを検討している方は、まずは予約して相談にいらしてください。
堀永 知義(院長)
一人一人に適した治療で、皆様が素敵な笑顔を取り戻すことを私の診療理念としています。