西新井にあるホリ歯科です。
梅雨入り前から台風の影響を受けて、今年の梅雨は雨が多そうな気配がしますね。
災害は突然やってくるので、避難経路や避難グッズの確認をしなければと思っています。
ところで、歯の治療をしたとき、何色の材料で虫歯の部分を被せていますか?
被せる材料はさまざまな種類があり、今回は「セラミックの歯にしても後悔しないために知っておくこと」についてお話します。
セラミックはメリット・デメリットがあるため、理解した上で使用するか判断しましょう。
セラミック治療とは
歯に行うセラミック治療とは、セラミックという歯科用の陶材という材質で作られた人工の歯です。「きれいで丈夫。歯との相性が良い」との評判で、仕上がり状態によっては本物の歯と見分けがつかないほど。
透明感があり色を調整しやすいため、特に前歯や笑ったときに見える部分の歯に使用されることが多くあります。似たような素材で保険が適用される「コンポジットレジン」があります。2つの違いは表の通りです。
歯に使用するため、劣化しにくいセラミックがおすすめです。しかし、セラミックにもメリットだけではなくデメリットもあります。
次項でセラミックのメリット・デメリットを紹介します。
セラミックの歯にするメリット・デメリット
セラミックは本物の歯と見分けがつかないほど、ナチュラルな仕上がりになります。
しかし、セラミックにはメリットだけではなくデメリットも。セラミックの歯にするとき、メリットだけではなく、デメリットも知っておくことは大切です。
メリット
まずは、メリットを4つ紹介します。
1.自然な白色にできる、長持ちする
白さだけではなく、ツヤや透明感があることも大きなメリットです。たとえば、ホワイトニングをしても理想の白さにならない場合、セラミックの被せものでカバーできます。
2.特に金属アレルギーのリスクがない
セラミックの歯にすると金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクが無くなります。金属アレルギーがある人でも使用可能です。
3.歯ぐきが変色しない
口腔内に金属を入れた状態にしておくと溶けだして歯ぐきの変色に繋がります。しかし、セラミックであれば溶けだす心配がないため、歯ぐきが変色しません。
4.口臭や歯周病などの二次トラブルのリスクがない
金属の場合、熱によって変形し歯との間に隙間ができ、虫歯になったり汚れが溜まったりします。歯ブラシが届かないと口臭や歯周病などの二次トラブルのリスクが発生します。しかし、セラミックであれば変形して隙間はできないため、二次トラブルの心配はありません。
デメリット
次にデメリットです。
1.割れるリスクがある
無意識のうちに歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりすると割れるリスクがあります。そのため、食いしばりや歯ぎしりの癖がある人の場合は、別の材料を使用して対策することもあります。
2.自由診療である(保険適用外)
セラミックは自由診療なので保険適用外です。そのため、費用が保険適用の材料と比べると高額になりがち。治療後に金額を見て驚かないようにするためには、治療前におおよその金額でもいいので確認しましょう。
3.一生モノではない
丈夫なセラミックであっても歯ぐきのトラブルや、虫歯になったりした場合は交換を要することもあります。そのため、日頃のブラッシングや歯科検診をしっかりと行いましょう。
セラミックの歯で後悔したくないときは相談しよう
セラミックの歯で後悔したくないときは、歯科医院でしっかりと相談しましょう。当院はセラミック治療に対応しています。子どもから大人まで利用できるので、セラミック治療が気になる人は、気軽にいらしてくださいね。
まとめ
セラミックの歯にしても後悔しないためには、セラミックの特徴とメリット・デメリットを知っておくことが大切です。また、セラミックを使用する前は、歯科医院でしっかりと相談して納得してから治療を受けましょう。
堀永 知義(院長)
一人一人に適した治療で、皆様が素敵な笑顔を取り戻すことを私の診療理念としています。