「歯がしみたらどうしたら良いの？」

西新井にあるホリ歯科のスタッフブログです。

歯が突然染みるようになったけどどうして？

突然冷たい物を飲んだときや風が当たった時に、歯が痛んだら心配になりますよね。

むし歯になってしまったかな～と思う方も多いかもしれませんが、これは知覚過敏が疑われます。

知覚過敏とは、冷たいものを飲食したときや歯を磨いたときに歯がしみるようになることをいいます。

歯の表層にあるエナメル質は、器具で触ったとしても痛みは無いですが、エナメル質の1層中の部分は痛みを感じるので、ここの部分が知覚過敏を起こします。

突然なってしまうことも非常に多いです。

知覚過敏原因

知覚過敏になってしまう原因としては、過度なブラッシング圧による歯肉退縮や歯の破折やむし歯を伴うもの、そしてホワイトニングを行なったことで起きてしまうなどの原因があります。

歯ブラシをするときの圧力が強いと、歯ぐきを傷付けてしまい退縮させてしまいます。

本当ならば歯ぐきで覆われていなければいけないところが出てしまうので、それが原因となり知覚過敏が起きます。

その他の原因として、歯の破折です。

歯が破折してしまうと、神経に近くなってしまいその部分に刺激が直接伝わってしまいます。そうなると、神経も過敏になっているので余計に染みる症状が出てきます。

最近は、審美的な観点からホワイトニングを行なっている方も多いですが、これも知覚過敏の原因の一つです。

ホワイトニングは、原理は漂白して衣類を白くするのと同じなので、強い薬を使うことで起きます。

突然歯が染みるようになったけど、このままにしておこうと思うのは危険ですので、必ず歯科医院を受診して下さい。検査やレントゲンを撮ることで、正しい判断が出来ますので、必ず行きましょう。

知覚過敏の対処法

知覚過敏用の歯磨き粉の使用

一般的に使われるフッ素入りの歯磨き粉とは違い、知覚過敏用の歯磨き粉には硝酸カリウムや乳酸アルミニウムが入っています。

乳酸アルミニウムは、刺激が伝わるのを防ぐため象牙細管を封鎖してくれ知覚過敏を抑えてくれます。持続するので、効果を保ち続けてくれます。

硝酸カリウムは、過敏になってしまっている歯の神経を抑えることで、知覚過敏の症状を抑制してくれます。

効果は、即効性があるのでは早く染みる症状が良くなります。

軽度の場合ですと、使い始めから1～2週間程度で症状が改善されていきます。

歯磨きの仕方を改善する

歯磨きのブラッシング圧が強いことで、歯ぐきが傷付いてしまい歯肉退縮が起こり歯の根の部分が知覚過敏になってしまいます。

また、歯が歯磨きで傷付き削れてしまうとそこから象牙質が出てしまい知覚過敏症状が出ます。

歯の汚れを取ろうと一生懸命になり、不適切なブラッシング圧になってしまうと様々な悪影響があります。

歯ブラシの毛先の硬さによっても変わってきます。

ですので、どのくらいの圧をかけたら良いか分からない方や、使っている歯ブラシが良いかどうかの判断が出来ない方は、1度歯科医院での歯磨き指導を受けてみると良いと思います。

1度下がってしまった歯ぐきが元に戻ることは無く、また歳と友に下がってしまいます。

ですので、口腔内の健康を守るためにも日常で行なう歯磨きに気をつけましょう。

まとめ

突然歯が染みるようになった場合には、むし歯でない可能性も非常に高いです。

放置してしまい実は知覚過敏では無く進行性のあるむし歯や、神経が傷付いている可能性もあります。

ですので、専門的な観点から正しい判断をしてもらうと良いです。

自己判断をせず、必ず歯科医院を受診しましょう。

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