西新井にあるホリ歯科のスタッフブログです。
歯をむし歯にしないためには、プラーク(汚れ)を十分に落とす必要があります。
食事や間食、甘い飲み物を飲むことによって、口の中に食べかすや砂糖が残ります。
これが、むし歯菌(ミュータンスレンサ球菌)の活動を促します。
具体的には、このむし歯菌が砂糖を取り込み、酸を代謝することで、歯が溶けてしまい、そこからむし歯が進行してしまいます。
むし歯菌の酸生成を防ぐためには、歯磨きをしきちんとプラークを残さないことが重要になります。
歯磨きのポイント
歯ブラシを歯に真っ直ぐ当てる
歯ブラシが歯に当たったことを確認し、シャカシャカと音をたてて磨いていきましょう。
歯ブラシの先が歯に当たっていないと、どんなに一生懸命に磨いてもプラークが残ってしまいます。また、歯と歯ぐきの間にプラークが溜まると、歯肉炎や歯周病になってしまいます。ですので、そこを注意して磨きましょう。
軽い力で磨く
歯磨きは、150~200g程度の圧で行ないましょう。この圧が強すぎると、歯ぐきが炎症を起こし、下がる原因になってしまうので注意しましょう。
歯ブラシの毛先が動いているのが目安です。
小さく動かす
小さく動かすことで、歯ブラシの毛先が1~2本程度、歯面に当てると効率よく歯を磨けます。
逆に、大きく動かしてしまうとプラークが綺麗に落とせません。
歯磨きが終わった後に、ツルツルする舌触りがあると十分磨けています。
ザラザラ感が残っている場合には、またプラークが残っている証拠ですので、もう少し歯磨きを頑張りましょう。
磨き残しの多い部分
奥歯の磨き方
奥歯を磨くときは、歯ブラシを横に持ち毛先が上になるようにすると汚れが落ちます。
また、磨きたいところと反対の手で頬を引っ張り、空間を作ってから歯ブラシを入れるとさらに磨きやすさが向上します。
前歯の裏側の磨き方
前歯の裏側は、上下の歯も同じで、どちらも磨きにくいところです。
ここの部位を磨くときは、歯ブラシを縦にして毛先を1本1本歯に当てるようにします。
このようにすると、効果的に汚れを取り除くことが出来ます。
特に下の歯の裏側は、唾液が出る管の近くですので、そこの部位にプラークが溜まり、歯石(プラークが硬い石のような状態になった感じ)になる可能性が非常に高まります。
ですので、こまめに磨きプラークを残さないよう意識しましょう。
噛み合わせの部分
噛み合わせの部分は、細かく磨くことが重要です。
ここの部分は、歯が複雑な形態をしているため食べかすが多く残ってしまうところです。
食べかすが多く残っている状態にしてしまうと、むし歯の原因や進行に繋がってしまうため、きちんと磨けているか心配な方は3~6ヶ月に1度は歯科検診を受けることをおすすめいたします。
歯科衛生士からのアドバイスにより、自分が苦手な部分や、磨き残してしまうところを改善出来ると思います。
まとめ
むし歯にならないためにも、しっかりと歯を磨いて汚れを落としましょう。
歯磨きのポイントは大事ですので、以下の3つの点に注意しながら歯を磨いてみて下さいね。
1.歯ブラシを歯に真っ直ぐに当てる
2.軽い力で磨く
3.小さく動かす
正しい歯磨き習慣を守ることが一番のむし歯予防になります。
いつまでも歯が健康であるように、正しく歯を磨いていきましょう。
堀永 知義(院長)
一人一人に適した治療で、皆様が素敵な笑顔を取り戻すことを私の診療理念としています。