西新井にあるホリ歯科のスタッフブログです。
暑くなったり寒くなったりと、気温の変化が激しいですね。衣替えしたいけど、まだなんとなくできずにいます。早く気温が安定して、いろいろ片づけたい。
歯の治療をすると歯科専用の材料を使って、歯に空いた穴や欠けた部分を修復します。使う材料は金属やセラミックなどがあります。
今回は材料の「ジルコニアのデメリット」についてお話します。ジルコニアも歯の治療に使える材料で、メリットは強く・耐久性があり見た目の美しさも保てることなどです。デメリットも知って、使用するか判断してくださいね。
ジルコニアは美しさも追及できる
ジルコニアは金属を含んでいなかったり、人工ダイヤモンドと言われているように強さ・耐久性があったりします。さまざまなメリットがあり、歯としての丈夫さだけではなく美しさも追求できる材料です。たとえば、他の材料と調合して周囲の歯と色調を合わせられます。
歯は小さいですが、笑ったときに見える歯の色が違うと目立ちます。しかし、ジルコニアは色の調整ができるため、目立ちにくくなることが特徴です。丈夫さと美しさを兼ね備えたジルコニアはおすすめです。
ジルコニアの4つのデメリット
ジルコニアを使用する前に、デメリットも確認しておきましょう。主なデメリットは4つあります。
1.費用が高い
ジルコニアの治療は保険が使用できないため、費用が高くなります。歯医者や使用する量などによりますが、1本10万~20万円程度が目安です。保険適用の材料なら数千円なので、ジルコニアの費用は高額です。
しかし、金属成分が含まれていないため金属アレルギーを発症しにくかったり、見た目を気にしたりする必要はありません。長い目で見て、どちらにするか検討することも方法のひとつです。
また、歯科医院によってはデンタルローンを使えることがあります。ローンについての詳しい内容は、かかりつけ医に確認してください。(当院ではお取扱い可能です)
2.壊れることもある
強さや耐久性がある材料ですが、極端にジルコニアで治療した部分に力がかかったり、歯ぎしりや食いしばったりすると壊れることもあります。
もちろん、経年劣化で壊れることも否定できません。そのため、永久的に壊れないわけではないことを覚えておきましょう。
3.微調整などがしづらい
ジルコニアは丈夫な材料であるため、微調整がしづらいことがデメリットです。全くできないわけではありませんが、他の材料と比べると自由度が低いと言えます。
たとえば、接着してから違和感があるから微調整したいという事態に対して、対応しづらいのが現状です。対策としては、接着するまえに仮止めをしてフィット感などを確かめることを行います。
4.接着が難しい
固定するためには必ず接着しなければいけません。しかし、ジルコニアは接着しづらい材料で、歯科医師の技術と設備や道具が必要です。
ジルコニアがおすすめの人
ジルコニアがおすすめの人は、たとえば以下のような場合です。
- 金属アレルギーがある
- 自然な歯で自信を持って笑顔になりたい
- 壊れる心配をしたくない など
そのほかの理由でも、ジルコニアにしたいこともあるでしょう。ジルコニアの治療について詳しい内容は、歯科医院に確認してください。
まとめ
ジルコニアはさまざまなデメリットがあります。しかし、メリットとなることもあるため、どちらも理解した上で使用するか決めることが大切です。当院でご相談される場合は、事前に予約が必要です。予約はWEBから24時間いつでもできるため、気軽に予約してくださいね。
堀永 知義(院長)
一人一人に適した治療で、皆様が素敵な笑顔を取り戻すことを私の診療理念としています。